2006-01-01から1年間の記事一覧

②中国の軍事大国化への対応(1/2)

中国の経済的、軍事的台頭が明確になっている。念願のWTOの加盟も達成し、近い将来としては、2008年の北京オリンピックや2010年の上海万博など国家的イベントが控えている。中国は国内外、名実ともに国際社会の主役となりつつある。その中国の軍事費は、経済…

Ⅳ.安全保障

最近また更新が滞っていますが、実は仕事にやられています。もちろん、こんな事ではいけません。が、会社は仕事を通じて色々と勉強させてくれるので助かるのも事実です。特に最近は、社内でのCSR活動の推進のため、他社のCSR状況の調査なども含めて勉強して…

①米軍再編成への対応(2/2)

しかし、現在、その国際的な構図が少しずつ変わりつつある。BRICsの台頭に象徴されるように、わずかであるが世界は多極化する可能性を帯びて来ている。そのような混沌の中で、アメリカは軍事再編を行っている。韓国からの撤退や、重厚長大的な軍事施設等の縮…

①米軍再編成への対応(1/2)

I‐②においても言及したように、米国と日本の軍事や国際政治面での国家戦略は根本的に違いがある。その事を踏まえたうえで日本はアメリカと付き合っていく必要がある。アメリカは1900年代前半においては、パクスアメリカーナと言われる様に世界の警察としての…

Ⅳ.安全保障

ここ10日ほど仕事が多忙だった事と、風邪っぽい状態をずっと引きずっていたので、仕事が終わった後は大学に行かずに早めに寝ていました。その影響でブログ更新も進んでいませんでしたが、昨日、今日あたりで、ほぼ回復したので、再度ブログを進めて行きます…

グローバル会議(製造)

G会議(2/2)2.2つ目は労働法の問題についてです。最低賃金の改正により、近年は中国国内でのコストメリットが薄れてきているのは周知の通りです。この事からも、最近よく言われる「中国+1」の考え方から、ベトナムやインド、東欧への投資を急速に考え…

G会議(1/2)

先週は海外製造工場のトップ(中国、台湾工場の総経理等)が終結して、グローバル会議が日本で開かれてました。自分はその事前準備や、議事録、雑用(パシリ)等を中心にお手伝いをしており、夜は食事会等で忙しく、ブログ更新が滞っていました。。しかし、…

MBO(3/3)

3つ目の投資ファンド側は、このMBO案件に投資すべきか?と言う事ですが、この投資ファンドの目的が何処にあるのかによります。投資ファンドがM&Aに参加する目的を大きく分けると2つに分類できます。1つ目は、グリーンメーラー的な買収⇒解体売却の目的です…

大学院の授業内容(M&A関連)

今週は、グローバル会議と称して海外工場(と言っても、中国と台湾)から、総経理(≒社長)や経理(≒副社長)、副理(≒経理部長)などが終結し、2日間に渡り、海外工場の戦略について議論されました。私は、パシリとして事前準備や、会場設定、食事会等の準…

MBO(2/3) 

(1つ目の続き) このような場合には、MBO(≒上場廃止)という策は望ましいわけではないですが、1つの手段として考えられます。投資会社が間に入る事により資金調達が可能になり、新たな戦略的な投資が可能になります。また、四半期ごとの短期での結果を重視…

R.Oさんのご意見に対して

10/29のM&Aの議論について、R.Oさんからのご意見について、改めて私の意見を追加して見ました。(下から1/3の部分) R.O 『M&Aが必要かと問いかけられると風土の問題を置いておけばやはり必要ですかね。市場機能の命とも言われるアービトラージへとつなが…

MBO(1/3) 

今日はM&Aの一形態であるLBO(レバレッジドバイアウト=借り入れによるM&A)について、特に、MBO(マネジメントバイアウト)について少し書いてみます。と言いますのも、昨日の大学院の授業で現実のMBO事例を取り上げたケース研究として分析・討論を行なった…

⑦ 通貨戦略(2/2)

では、日本の円は国際通貨として認知される必要は無いのであろうか?また、そもそも国際通貨として流通させたいという意志はないのだろうか?実は1980年代後半から90年代にかけて円の国際化について非常に関心が高まり議論された事がある。特にアジア通貨危…

<Ⅲ.経済(経済産業省・金融庁・経済団体)>

最近、残業続きでブログ更新が進みません。。でも、このブログの冒頭で書いたように、仕事に忙殺されてはいけないと言う強い意志を持ってブログ更新を続けて行きたいと思います。 また、今回の題目は私の専門分野なので、きりの良い段階で一度特集を組む予定…

⑥ M&Aの必要性と法的整備(新会社法の意義) ・銀行業界での東京三菱銀行と三井住友銀行によるUFJ銀行の合併問題が日本国内でのM&Aに対する国民的な関心と議論を高めた象徴的な事件だったと思われる。その後、ライブドアや楽天など新興IT企業による既存大手…

<Ⅲ.経済(経済産業省・金融庁・経済団体)>

注)9/15の日記が目次になっていますので、ご参考下さい。 ⑤新規産業の活性化の国家戦略(IT、バイオ、ナノテク等)(2/2) バイオ、ナノテクなど新規産業の育成は、国家的事業として重用である事は10年以上も前から認識され、政府としても予算を付けて育成に…

出張報告

10/24(火)から10/27(金)まで、仕事の関係で海外出張に出ています。 (ので、更新が遅れています。)香港経由で中国のある都市に来ているのですが、今回の出張で改めて中国 のパワーと何でもアリな事を再認識しました。これまで中国には、北から大連、北…

<Ⅲ.経済(経済産業省・金融庁・経済団体)>

注)9/15の日記が目次になっていますので、ご参考下さい。 ⑤ 新規産業の活性化の国家戦略(IT、バイオ、ナノテク等)(1/2) ・WEB2.0というキーワードが巷を賑わしている。簡単に言うとWEB2.0とは、これまでの単一的なPCと個人との関係を単にネットワークで繋…

<Ⅲ.経済(経済産業省・金融庁・経済団体)>

注)9/15の日記が目次になっていますので、ご参考下さい。 ④ 製造業の今後の役割 ・製造業は戦前、戦後から高度成長期を経てバブル崩壊の頃までは、明らかに日本の経済社会のけん引役であったのは事実である。もちろん、今後も製造業が重要な産業であること…

<Ⅲ.経済(経済産業省・金融庁・経済団体)>

注)9/15の日記が目次になっていますので、ご参考下さい。 ③ 国際競争力の維持 ・大企業の国際競争力の維持は絶対的に必要な政策目標である。本来、国際競争力はそれぞれ企業の努力、研究、開発による技術革新により維持されるべきである。しかし、基礎技術…

<Ⅲ.経済(経済産業省・金融庁・経済団体)>

注)9/15の日記が目次になっていますので、ご参考下さい。 ② 中小企業振興(参考) (参考)平成18年7月25日に経済産業省・中小企業庁が発表した「新しい中小企業金融研究会」の報告の骨子を引用する。 1.企業ステージ別の資金調達 (1)創業・成長局…

<Ⅲ.経済(経済産業省・金融庁・経済団体)>

注)9/15の日記が目次になっていますので、ご参考下さい。 ② 中小企業振興(2/2) 経理の鉄人さんのおっしゃる事は、まさに筆者が2/2にて言及しようとしていた事です。中小企業といっても、明確に分類する必要があり、それぞれの対応を行うことが重要である。 …

<Ⅲ.経済(経済産業省・金融庁・経済団体)>

注)9/15の日記が目次になっていますので、ご参考下さい。 ② 中小企業振興(1/2) ・バブル崩壊後、失われた10年とも15年とも言われる時代を越え、現在、巨額の公的資金の投入によって不良債権処理を終えた銀行や大企業などは急激な業績回復傾向にある。不良債…

<Ⅲ.経済(経済産業省・金融庁・経済団体)>

注)9/15の日記が目次になっていますので、ご参考下さい。 ① 格差社会対応(ニート、フリーター等)(2/2) しかし、少子化により労働人口の減少している日本においては、彼らフリーター・ニートは近い将来に貴重な労働力となる可能性があるのも事実である。必…

<Ⅲ.経済(経済産業省・金融庁・経済団体)>

注)9/15の日記が目次になっていますので、ご参考下さい。 ① 格差社会対応(ニート、フリーター等)(1/2) ・日本における格差社会化が指摘されているが、その根拠となってるひとつにジニ係数の上昇(完全平等線からのローレンツ曲線の乖離)が上げられるが、…

<Ⅱ.外交(外務省・防衛庁)>

注)9/15の日記が目次になっていますので、ご参考下さい。 ⑩ 対国連、国際機関(2/2) 国連主義と言うのはあくまでも外交の主軸であって、安全保障の主軸ではないと言う反論を持つ方もいらっしゃるかもしれないが、外交と安全保障は表裏一体である。国連を日本…

<Ⅱ.外交(外務省・防衛庁)>

注)9/15の日記が目次になっていますので、ご参考下さい。 ⑩ 対国連、国際機関(1/2) ・日本の外交主軸のひとつとして国連重視がある。その際に、まず確認しておきたいのが、国連とはそもそも戦勝国側の連合国の理想(特にウィルソン)を追求した平和的理念に…

<Ⅱ.外交(外務省・防衛庁)>

注)9/15の日記が目次になっていますので、ご参考下さい。 ⑨ 対アフリカ指針(2/2) 1つ目は、日本国として1対1の国として、または、日本対アフリカ地域として独自の信頼関係を結ぶという方法がある。医療や、技術の提供など日本が行えることは非常に多い。ま…

<Ⅱ.外交(外務省・防衛庁)>

注)9/15の日記が目次になっていますので、ご参考下さい。 ⑨ 対アフリカ指針(1/2) ・現在のアフリカは、スーダンのダルフール紛争や、エイズの蔓延、慢性的経済的困窮、経済格差の拡大な、依然として残る人種差別など問題が山積である。しかし、国際社会の目…

<Ⅱ.外交(外務省・防衛庁)>

注)9/15の日記が目次になっていますので、ご参考下さい。 ⑧ 対中東、中央アジア指針(エネルギー戦略等) ・周知の通り日本の原油輸入依存度は、中東に集中している。中東での戦略を考える際には原油確保という視点は欠かす事が出来ない。既に日本はこの中…